荒俣宏の博物学的世界

博物学の世紀 パリ・奇想の20世紀

博物画ワンダーワールド〜荒俣宏コレクション(表) 同入場券

博物画ワンダーワールド(表)
 
荒俣宏の歴史的偉業 『世界大博物図鑑』 (外)
 
『世界大博物図鑑』 (内)
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私が荒俣宏の著作を始めて読んだのは、『帝都物
語』であった。
『帝都物語』は、日本の幻想文学と陰陽道などの隠さ
れた精神史に光を当てた評論『本朝幻想文学縁起』の
小説版であり、『本朝幻想文学縁起』は、『世界神秘学
事典』の日本編を補完する性格を持っていた。
コリン・ウィルソンは『オカルト』において、X機能と呼
ばれる潜在能力の開花に注目したが(荒俣自身、団精
二名義で、コリン・ウィルソンの『ロイガーの復活』の翻
訳を行っているが。)、荒俣の『世界神秘学事典』は、思
想としての神秘学、思考の形態学を鮮明にする特色を
もっており、隠秘科学において画期的な意味を持つ著
作だと思われる。思考を形態としてみるパースペクティ
ヴは、澁澤龍彦の『胡桃の中の世界』といった作品が
あり、『世界神秘学事典』は、いわばオカルト分野での
全面展開という趣きがある。
ところで、日本の霊学というものが、本草学から派生
したように、荒俣にとっても神秘学は博物学の一部を成
すものであった。
『帝都物語』から入った読者は、『世界神秘学事典』を
経て、『世界大博物図鑑』の世界にわけいる必要があ
る。そこにこそ、荒俣宏ワールドの核心があるのだか
ら。
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映画「帝都物語」パンフレット

驚異の部屋・推薦のことば

ダーウィン先生地球航海記 荒俣宏訳 (外)

ダーウィン先生地球航海記 荒俣宏訳 (内)

福助の世界展 監修 荒俣宏 (表)

福助の世界展 監修 荒俣宏 (裏)

アレクサンダー戦記・しおり

「澁澤龍彦 文学館」より

「対談21世紀」(丸善)

執筆者に荒俣宏の名前が見られる
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BGM 【Love Grow】
Performance by Sion Sagiri
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